ルール11 抗議

11-1項  抗議できない場合

  1.投球がストライクかボールか。

  2.投球が正しいか不正か。

  3.打球がフェアかファウルか。

  4.打球が直接フェンスを越えたかどうか。

  5.飛球が捕られたかどうか。

  6.飛球がインフィールドフライかどうか。

  7.走者がセーフかアウトか。

  8.走者が塁に触れたかどうか。

  9.走者のタッチアップが早過ぎたかどうか。

  10.守備妨害かどうか。

  11.打撃妨害・走塁妨害かどうか。

  12.プレイヤーまたは球が競技場外に出たかどうか。

  13.試合を続行したり、再開するのに適しているか。

  14.試合を続行するのに十分な証明があるかどうか。

  15.単に審判員の判定の正確性という点に含まれている、いろいろな事項。

  (注)本項の判定内容について、チームは説明を求めることはできないし、審判員

    もこれに応じてはならない。

 

11-2項  抗議できる場合

  1.プレイングルールの解釈の間違い。

  2.審判員のルールの適用の間違い。

  3.違反に対するペナルティ適用の間違い。

  4.チームメンバーの適格性。

  (注)試合中、抗議できるのは監督だけである。プレイヤーには抗議権はない。

 

11-3項  抗議の時期

  1.抗議に関する意図の通告は、次の投球動作に入るまでか、守備者の全員が

  フェア地域を離れるまでに、速やかになされなければならない。

  (注)「チームメンバーの適格性」はそのチームの次の試合が開始される前まで

    抗議することができる。

  2.両チームの関係者は、問題を解決するにあたって、正しい判定を下せるように

   努力しなければならない。

 

11-4項  抗議の裁定

  1.審判員の判定が、ルールの解釈や適用を誤ってなされた疑いのあるときは、

   その裁定をした審判員に対してのみ、ルールに基づく正しい裁定に訂正すること

   を申し出ることができる。

  2.審判員が、その判定に対し訂正の申し出を受けた場合は、最終の裁定をするに

   あたって、他の審判員の意見を求めることはできる。

  3.審判員が、ルールの解釈や適用を間違っていないと判断したときは、抗議の

   継続を拒否し、直ちに試合を再開する。

  4.チームのメンバーがこれに応じないときは、警告が与えられ、さらに抗議を

   続けたときは退場になる。

 

11-5項  抗議に対する決定

  決定は、次の各項目の一つに帰すことになる。

  1.抗議は無効となり、得点は試合の通りで変更されない。

  2.ルールの誤解ということで、抗議が認められたときは、誤った決定を訂正した

   時点から、試合は再開される。